「HerHers」の料金プランや配信メーカーなど解説!売上がAV女優に還元される史上初の試みは成功するか?

HerHers
  • 2021年10月15日
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今回の記事ではAV業界に革命を起こす!?と話題の新しいアダルト動画配信サイト『HerHers(ハーハーズ)』について解説しています。

ベータ版は既に公開され、2021年10月28日の正式版サービスの提供開始を直前に控えた今、『HerHers』設立の経緯から、気になる内容と仕組みまで、詳しく解説していきたいと思います。

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『HerHers(ハーハーズ)』とは?まずはザックリ解説!

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『HerHers(ハーハーズ)』2021年10月28日に正式版サービスの提供開始を予定している新しいアダルト動画配信サイトです。

既にベータ版が公開され、サービスの提供が始まっています。

この『HerHers』が「AV業界に革命を起こす!?」と話題になっているのは、その画期的な収益配分システム。

なんとこの『HerHers』では出演するAV女優自身にもアダルト動画の販売収益が還元される仕組みになっているのです!

サイト名の「HerHers」「彼女の」「彼女に」という意味で、「女優さんに感謝したい」という理念を表現しているそうで、作品を見ることによるユーザーの「ハアハア」を、女優へのお礼の単位「herher」としても表現しているそうです。

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従来のアダルト業界では皆さんが購入されたアダルト動画の販売収益は動画配信サイトAV制作会社に配分され、AV女優たちは出演料と言う形で収入を得る以外に販売収益を還元されることはありませんでした。

無名の新人女優が爆発的なセールスを記録しても、女優さんが得るのは新人女優としてのわずかな出演料のみ、おまけに配分バランスも動画配信サイトの配分比率が高く、動画サイトによっては収益の70%を動画配信サイトが得ていると言う噂も!?

そんな動画配信サイトとAV制作会社のパワーバランスを根底から覆し、そこにAV女優と言う新しい要素を組み込んだことが『HerHers』が「AV業界に革命を起こす!?」と言われている理由です。

ここからは『HerHers』の設立に至る経緯、そして気になる利用システムについて解説していきたいと思います。

『HerHers』サービス開始までの経緯を解説!

2021年5月:「未来のAV協議会」を立ち上げる

会社名 株式会社サブロク(SABUROKU Co,.Ltd)
設立 2020年10月14日
代表者 南大樹(みなみ もとき)
資本金 1,000,000円
所在地 東京都世田谷区

『HerHers』を運営しているのは2020年10月に設立されたばかりの「株式会社サブロク」です。

『HerHers』の立ち上げを発表する前の2021年5月に「これからのAVを皆さんと一緒に考えていきたい」として「未来のAV協議会」なるサイトを立ち上げます。

日刊スポーツの記事によれば

新サイトを運営するサブロクの南大樹社長はPR会社を運営しており、AV業界とはかかわりはなかったという。だが、マスタべーショングッズを展開するTENGAのPRをすることになり、この業界と接点をもつようになった。南社長は「この業界は違法サイトが横行しており、無課金のユーザーがあまりにも多い。AV女優さんは毎年、1000人から1200人もデビューしますが、ギャラは撮影の時のみで、短い期間で引退していく。もっと女優さんに還元したいと思いこのサイトを始めることにしました」。

新AVサイト「HerHers」投げ銭システムなど女優に還元目指す(日刊スポーツ)

「株式会社サブロク」の概要と『HerHers』設立への経緯に触れています。

2021年7月:『HerHers』オープンを発表!

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2021年7月21日、それまで「未来のAV協議会」の名前でAV業界に関する「違法動画問題」「コロナ不況とAV女優」「海賊版サイトなどの著作権問題」など様々な問題を提起、投稿してきた「株式会社サブロク」「女優にありがとうできるAVサイト」として8月30日に『HerHers』(ベータ版)を立ち上げることを発表します。

今思えば「未来のAV協議会」の立ち上げ以来、問題提起されてきた投稿は『HerHers』オープンのための布石だったと言う訳ですね。

2021年8月:公開を前にして反響続々!趣旨に賛同するAV女優も多数出現!

Twitter

7月21日のオープン発表以来、公開前にも関わらず早くも話題沸騰の『HerHers』、AbemaTV「カンニング竹山の土曜The NIGHT」をはじめ週刊誌など様々なメディアから取り上げられることに!

さらには趣旨に賛同したAV女優から応援のツイートが続々と投稿されることに!

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2021年8月:『HerHers』ベータ版がサービス提供開始!

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8月30日、本サービス提供開始を前に『HerHers』ベータ版がサービスの提供を開始、オープン当日は、メディアや関係者、『HerHers』オープニングメンバーに登録した2,000名近いAVファンに向けて「HerHersオープン発表会」が華やかに開催されました。

「HerHersオープン発表会」には、女優の波多野結衣さん、松本いちかさん、篠田ゆうさん、あおいれなさん、ライターのヨッピーさんが登壇、お笑い芸人のリボルバー・ヘッドさんが司会を務めました。

この段階で参画している女優は2,000名以上、作品数にして約1,700作品が配信されています。

10月28日の正式版サービス提供開始に向けて期待は高まるばかり、次の項目では気になる『HerHers』の内容と仕組みについて解説していきたいと思います。

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『HerHers』気になる内容と仕組みを解説!

『HerHers』ではどんな作品が見れるの?

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8月30日のベータ版公開以降も『HerHers』に参加するAV女優や作品は着実に増え続け、10月5日現在『HerHers』で購入できる単品動画は2958タイトル、10月1日にスタートしたばかりの見放題サービスでは946タイトルの作品が視聴可能です。

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現在『HerHers』に動画を提供しているAVメーカーは31社なんとその中には5月31日に国内最大手の動画配信サイト「FANZA」を撤退したばかりの大手メーカー「マキシング」を筆頭に、「ピーターズ」「ロータス」「プリモ」「プレイエンターテイメント」「ホットエンターテイメント」「FANZA撤退組」の名前がずらりと並んでいます!

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恐らく5月に「FANZA」を撤退した各社は、既に水面下で『HerHers』に参加することが決まっていたのではないでしょうか?

大手メーカーでは1981年創業の老舗メーカー「h.m.p」の名前もありますね。

「FANZA」を筆頭に「DUGA」「ソクミル」「MGS動画」などの国内大手のPPV(単品動画購入)を扱っているアダルト動画配信サイトが軒並み10万本以上のラインナップを誇っていることを考えると、『HerHers』はまだまだ肩を並べるべくもありませんが、この新しいシステムが「FANZA一強時代」に風穴を開ける存在になるのか?10月28日の本サービスの開始に向けて、今度の動向からますます目が離せませんね。

マキシングのFANZA撤退記事はこちら

圧倒的な作品数や有名女優が揃っていることで人気のアダルト動画サイトFANZA(ファンザ)。 日頃、お世話になっている方も多いのではないでしょうか? そんなFANZAから『2021年5月31日をもって複数のメーカーが撤退・配信を終了す[…]

『HerHers』のユーザーにはどんなメリットがあるの?

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『HerHers』ではユーザーがAV作品を購入することで「お世話になった女優への感謝の気持ち」を利益としてAV女優に還元する、この新しいシステムのことを「オナ孝行」と呼んでいます。

これまで余り注目されることのなかったAV女優の収入ですが、そこにスポットを当てた『HerHers』の新システムは大変画期的なことだと思います。

AVファンの中には「AV女優に利益を還元出来るなら!」と『HerHers』を利用する方もいるでしょう。

反面、購入代金が同じなら、より多くのいろんな作品から選択できる大手配信サイトを利用したいと考える方も多いのではないでしょうか?

「FANZA」が強いのは何と言ってもその膨大な配信数であり、「DUGA」などのように独自のマニアック路線で対抗しようとするのも頷けます。

まだまだ新興勢力と言わざるを得ない『HerHers』では、こうした大手サイトに対抗するために『HerHers』で動画を購入したユーザーに特典を設けています。

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『HerHers』では動画の購入毎に貯まるマイレージポイント「HerHers Thanks Mile」が付与されます。ポイントの単位は「herher」

1年間の獲得した「herher」に応じて、ステイタスとサービスがランクアップし、翌年に会員特典としてサービスが受けられると言う仕組みです。

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気になる特典ですがまずは出演女優から「お礼メール」が届くと言うもの!

ただし限られた作品だけの話で、おまけに月額550円以上の月額プランに登録したメンバー限定のようです。

お気に入りのAV女優からDMが届くと言うのならいざ知らず、「お礼メール」の内容にもよりますが、果たしてどのくらいのユーザーの支持を集めることが出来るのか不安要素もあるように感じます。

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他の主な特典としては「メンバーズマガジン」が見れると言うことですが、特典の恩恵を受けることが出来るのが翌年とスパンも長く、特典欲しさに『HerHers』を利用するユーザーがどれ程いるのかは未知数で、特典のクオリティにも大きく左右されるような気もします。

いっそのこと『HerHers』オリジナルの特典映像を配信するくらいの大胆なことをしないとユーザーの獲得は難しいようにも個人的には感じます。

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『HerHers』の月額プランとは?

『HerHers』では見放題サービスが10月1日にスタートしたことは先ほどもお伝えした通りです。

ただここで注意しないといけないのは

「見放題サービス」=「月額プラン」ではない!

と言うことです。

『HerHers』の月額プランは月額料金が「550円」「3,300円」「11,000円」「110,000円」の4コース。

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このうち「見放題サービス」の特典が付いてくるのは「11,000円」「110,000円」の2コースのみ!

月額料金「550円」「3,300円」の月額プランでは「見放題サービス」を利用することは出来ません。

一般的に他の動画配信サイトでは「月額プラン」=「月額見放題」であるのに対し、『HerHers』の「月額プラン」は「見放題サービス」も特典の1つと言う形を取っています。

その特典と言うのは上の表をご覧いただくとわかる通り1つは「お礼メール」「HerHersプレミアムマガジン閲覧権」そして「HerHers Thanks Mile付与率」と言う本来は1年間かけて貯めていくポイントによって翌年付与されるべき特典。

もう1つは「見放題サービス」とそれぞれの月額プランに応じた「動画を購入できるポイント」です。

つまり「550円」の月額プランとは「お礼メール」と「HerHersプレミアムマガジン閲覧権」550円で購入したようなもので、「3,300円」の月額プランではその分を差し引いた「2,750P」が動画購入の費用に充てられると言う訳です。

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流石に「110,000円」の月額プランを利用するユーザーは稀有と想像され、「11,000円」の月額プランでは「6,050円」「見放題サービス」を購入し、残り「4,950P」の動画購入が出来ると言うニュアンスに個人的には捉えました。

「見放題サービス」の内容は今後さらに充実していくと思われますが、現状としてはコスパが良いとは思えず、さらなるコンテンツの充実が期待されるばかりです。

そして何よりも心配なのが「3,300円で見放題サービスが利用できる」と勘違いするユーザーが現れないか?と言うことです。

あえて他の動画配信サイトとは違う「月額プラン」を導入したのかもわかりませんが、やや内容がわかりにくいようにも感じました。

少し辛口の解説になったかも知れませんが、まだまだオープンしたばかりのサイト、今後も内容やプランもどんどん改善し充実してくれるように応援しています。

まとめ

今回の記事では2021年10月28日に正式版サービスの提供開始を予定している新しいアダルト動画配信サイト『HerHers』について解説させていただきました。

いかがでしたでしょうか?お楽しみいただけたでしょうか?

本文ではやや辛口のコメントもしましたが、「購入代金の一部がAV女優本人に還元される」と言うこれまでにない画期的なシステムが成功すれば、「配信サイト」「AVメーカー」そしてこれまで忘れ去られていた「AV女優」がそれぞれ「WinWin」ならぬ「WinWinWin」の関係を築ける素晴らしいサイトになると大きな期待を寄せています。

コンテンツがさらに充実し、ユーザーから指摘された改善点もクリアしながら、マンネリ気味のAV業界に新しい風を巻き起こしてくれることを一AVファンとして心から願っています。

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