AVファンなら誰もが知っている国内最大手のアダルト動画配信サイト「FANZA」!
2021年になってから「プレステージ」「マキシング」と言った大手AVメーカーをはじめ、複数のメーカーとレーベルが相次いで撤退を発表し業界に激震が走りました。
その衝撃が冷めやらぬ中、今また新たな噂が・・・その噂とは・・・
FANZAから「SODクリエイト」の2021年7月以降の新作がゴッソリ削除されている!?
今回の記事ではその噂の真相に迫り、AV業界の水面下でいったい何が起こっているのか深堀りしてみたいと思います。
FANZAから「SODクリエイト」の新作が削除!?噂の真相に迫る!
FANZAから「SODクリエイト」の新作が削除!?の噂にAVファン騒然!
FANZAから「SODクリエイト」の新作が削除されている!
AVファンたちの間でそんな噂が話題になっているのをご存知でしょうか!?インターネットの匿名掲示板にはこのような書き込みが続々と!
SODの7月からの作品ページがFANZAから消える
1名無しさん@ピンキー2021/09/10(金) 20:12:59.24ID:+AeiR0Ig
現在公式からのアナウンスは無し
他メーカーも?
2名無しさん@ピンキー2021/09/10(金) 20:14:46.67ID:iqhDyiV4
9月と10月の新作予約してたけど全部取扱い中止のメールが来たよ
プレステに続きSODもFANZAでは買えなくなるみたいだ
3名無しさん@ピンキー2021/09/10(金) 20:21:47.72ID:twGTi/Pg
SODの全傘下が撤退するのかね
そうなら結構な動きだFANZA一強じゃなくなるかも
6名無しさん@ピンキー2021/09/10(金) 20:29:33.74ID:h4JvzA3D>>29
VRの1000作記念のハーレムのやつと最新のヤリサー乱交のやつ買おうと思ったら消えてた。
FANZA以外なら見れんのかな?
7名無しさん@ピンキー2021/09/10(金) 20:40:17.82ID:hKwUqh9n
今のところ、消えたのはSODクリエイトの作品だけみたい
FALENOはもちろんのこと、ナチュラルハイとかも残ってる
9名無しさん@ピンキー2021/09/10(金) 20:43:19.66ID:twGTi/Pg
なんか撤退が急に決まった感じだな
来月新作も一度は予約可能になってたのに
噂の内容を要約すると
- 「SODクリエイト」の7月以降の新作が「FANZA」から削除されている
- 「SODクリエイト」の新作予約も「FANZA」からキャンセルされている
と言った内容です。
新作予約のキャンセルに関してはSNSにもこのような投稿が!
FANZAでSOD系取扱中止?!
急にこんなメール送られてくるし何があった?!?! pic.twitter.com/gACQdGy2Sj— まゆてぃん🍋🧠🐴🌸👚💄🍮🍤 (@mayuyu_love2013) September 10, 2021
これらのニュースの情報源はネットの匿名掲示板やSNS上の投稿です。気になる噂の真相やいかに!?
順を追って検証してみたいと思います!
「SODクリエイト」の新作削除の噂を検証してみた!
「SODクリエイト」は「ソフト・オン・デマンド(SOD)グループ」の企画、制作を担当している大手AVメーカーです。
「全裸シリーズ」「マジックミラー号シリーズ」などで急成長した「ソフト・オン・デマンド」が、販売部門と制作部門をより特化させるため、1999年に分社化、独立して出来た、一時はAV業界で圧倒的な地位を築いていた大手のAVメーカーとしても知られています。
ネットの情報によれば「7月以降の新作が削除!?」と言うことなので、まずは7月リリースの新作を調査してみたいと思います。
\🌟本日配信開始🌟/
新SODStar 青木桃ちゃんのデビュー作がいち早く配信でスタートします🧜♀️✨
配信に合わせてYoutubeの方にも青木桃ちゃんの特別映像がアップされていますのでぜひご視聴ください🐬💞
配信はこちらから💫https://t.co/hYwyiBVYEN
Youtubeはこちら🏊♀️https://t.co/rjaSWByrXh pic.twitter.com/8NGJ6qItl0
— 【公式】SODクリエイト💘 (@sodcreate) July 13, 2021
こちらは「SODクリエイト」の専属女優レーベル「SODstar」から7月13日に先行配信がスタートし、デビューした青木桃ちゃんのAVデビュー作です。
当「エログちゃんねる」でも8月12日に投稿した記事で紹介しています。
シンクロ国際大会強化選手、競泳日本選手権出場といった輝かしい実績を誇る本物のアスリートがAVデビューし、またたく間にFANZAの月間ランキング3位に入賞したとして話題になっています。 彼女の名前は青木桃(あおきもも)さん。 この[…]
つまり少なくとも8月12日の段階ではこの「SODクリエイト」の新作は「FANZA」でも購入することが可能で、当サイトからのリンクも機能していたことになります。
ところが現在この紹介ページを見ると、動画サンプルのリンクも削除され、リンク先の「FANZA」からも動画そのものがキレイサッパリ削除されてしまっています(涙)
さらに直近では、7月20日から先行配信がスタートした天宮花南ちゃんのデビュー作品の紹介記事を、8月27日に投稿していますが、こちらの作品もやはり「FANZA」から削除されています(涙)
今回の記事では元グラビアアイドルとして活躍したAV女優天宮花南(あまみや かなん)さんのおすすめAVを厳選して10作品ご紹介させていただきます。 Gカップの美巨乳、透き通るような白い柔肌とあどけなさの残る表情が魅力の天宮花南(あまみや[…]
「FANZA」からは跡形もなく消えてしまった天宮花南ちゃんのデビュー作ですが、「DUGA」や「ソクミル」など他のアダルト動画配信サイトでは現在も普通に購入することが出来ます。
こちらは「DUGA」での検索結果!
こちらは「ソクミル」での検索結果です。
やはり「FANZA」からのみ新作が削除されているようですね・・・ではネットで噂の「7月以降の新作」と言う点についてはどうなのでしょうか?
6月1日に「SODクリエイト」の専属女優レーベル「SODstar」からリリースされたMINAMOちゃんの新作ですが、こちらは現在でも「FANZA」で購入可能です。
ここまでの検証結果を総合すると
- 「SODクリエイト」の7月以降の新作が「FANZA」から削除されている
- 6月以前にリリースされている作品については現在も購入可能
と言う可能性が高そうです。
現在の「FANZA」での「SODクリエイト」作品に関する取扱いに関しては、ネットの匿名掲示板に上手くまとめられていたので引用させていただきます。
今のとここんな感じらしい。現在判明している状況
1 SODクリエイト通販及び配信作品の2021年7月~の作品がFANZAで取り扱い中止
2 SODクリエイト通販及び配信作品の2021年6月以前の作品については依然取り扱っている
3 SODクリエイト通販作品の予約作品についてキャンセルメールが順次届いている
4 SODクリエイトサイト内では取り扱っていることから、現状廃盤等ではない
5 購入済のSODクリエイト配信作品で過去に購入済の作品については、現時点でDL等は可能。
6 SODクリエイト配信作品2021年9月22日発売作品で予め購入していたものは保留 後日返金される可能性も
7 FALENO、DAHLIA、アイエナジー、ナチュラルハイ等については変わらず
8 月刊ソフト・オン・デマンドについては、削除されていない
出典:SODの7月からの作品ページがFANZAから消える(PINKちゃんねる)
ただし、これらのことに関して「FANZA」「SODクリエイト」から公式のアナウンスはされていないため、あくまでも推測であることはご理解ください。
それでは次に「FANZA」から「SODクリエイト」の新作が削除された背景について考察してみたいと思います。
「FANZA」から「SODクリエイト」の新作が削除された背景を考察してみた!
「FANZA」から「SODクリエイト」の新作が削除された理由とは?
「FANZA」から「SODクリエイト」の新作が削除された理由に関して、ネット上では様々な憶測と噂が飛び交っています。
SODの7月からの作品ページがFANZAから消える
5名無しさん@ピンキー2021/09/10(金) 20:24:22.24ID:x8aNDpy3>>13
FANZAの手数料エグいらしいし
それぞれが囲い込みを図る群雄割拠の時代がくるのか
11名無しさん@ピンキー2021/09/10(金) 21:29:32.36ID:bvaejiCa>>14>>15
7月以降てことはOCCNの審査マークついてるやつが消えてる感じか?
なんか審査団体がらみのトラブルかしらね
13名無しさん@ピンキー2021/09/10(金) 21:52:58.90ID:IoMuDl3P>>43
>>5
エグいって何パーセント?
スマホのアプリと同じ30%かな
20名無しさん@ピンキー2021/09/10(金) 22:19:40.66ID:hKwUqh9n
>>17
つまり、FANZA(の運営企業)がその審査団体を承認しなくなった
OCCNに参加しているメーカーとか会社とかも分からないから、仮にSODクリエイトだけが参加してるなら
ほぼ自主規制みたいなものになる
消しやモザイクが薄いとかだったら、7月から発売してたんだから既にここの板で話題になってて然るべき
だとは思うけど
24名無しさん@ピンキー2021/09/10(金) 22:39:51.94ID:c8wwvYCM
今手元にある作品確認した
6月迄はIPPA
7月以降はOCCNでもモザイク薄くなったと感じたのは今年4~5月くらいなんだよなあ
30名無しさん@ピンキー2021/09/10(金) 22:59:35.70ID:8ZIiah3P
よそでは普通に売るんだからfanzaと審査でドンパチしてるだけか
さらにはこうした現状は「SODクリエイト」の専属女優さん自身にも知らされておらず、不安に感じている女優さんもいるようで、SODクリエイトの「SOD Star」レーベル専属女優の佐田茉莉子(さたまりこ)さんもこのようにツイートしています。
FANZAさんの最新作と予約のページが無くなってしまってるとファミリーから不安な声がありました!
確かに心配になるよね…SOD全部の最新作ページが観られない状態になってるみたいなのは何か不具合かしらね?
きっと大丈夫だと思うので、復旧をお待ち下さい✨— 佐田茉莉子 (@Mariko_sata) September 10, 2021
佐田茉莉子さん自身は「何か不具合かしらね?きっと大丈夫だと思うので、復旧をお待ち下さい」とかなり楽観的ですが、前後の状況を考えると裏には明確な理由があると考える方が良いようで(涙)
ネットの噂を総合すると
- 「SODクリエイト」のAV審査団体変更が関係している説
- 「FANZA」の手数料が高いため撤退した説
この2つの説が有力なようです。
それではこの2つの説についてそれぞれ考察してみたいと思います。
「SODクリエイト」のAV審査団体変更が関係している説を検証してみた!
「SODクリエイト」のAV審査団体が変更?
まずはこの仮説を検証するために「SODクリエイト」のAV審査団体が6月リリースの作品と7月リリースの作品で異なるのか調査してみました。
こちらは先ほども紹介した6月1日配信開始のMINAMOちゃんのAVデビュー作、10日にはDVDも発売されています。
MINAMO 超大型新人 AV DEBUT(VSIC審査) pic.twitter.com/op2e6iGxJ6
— ken (@d7qNprqNJ1EX189) September 12, 2021
審査団体は「VSIC」となっていますね!
そしてこちらは1か月後の7月8日に発売された第2作のDVDのジャケ写!
恍惚。「快楽に溺れたい」MINAMO 超大型新人(OCCN) pic.twitter.com/0MHMtLEjMV
— ken (@d7qNprqNJ1EX189) September 12, 2021
こちらの作品の審査団体は「OCCN」となっています!
同じような感じで「SODクリエイト」の7月以降の作品と6月以前の作品を全てではありませんが、複数見てみたところ7月以降の作品は「OCCN」が、6月以前の作品は「VSIC」や「IPPA」などが審査していることが判明しました。
こちらは6月24日に発売された人気女優、紗倉まなちゃんの新作!
『世界で1番エロいキスしてみない?』理性を忘れて舐めまくる感じる唇、終わらない接吻。 紗倉まな(IPPA審査) pic.twitter.com/91zlRxHpw4
— ken (@d7qNprqNJ1EX189) September 12, 2021
こちらの作品には「IPPA」の「審査済証」と「適正AV」の表示があります!
やはり7月以降「SODクリエイト」では審査団体を変更しているようですね?
この辺の事情が「FANZA」からの新作削除と関わっているのでしょうか?
「IPPA」「VSIC」「OCCN」?AV業界に大きな影響を与える審査団体
アダルトビデオがVHSビデオとして急速に普及した1980年代半ばから1990年代にかけて、アダルトビデオのパッケージにはこのようなシールが貼られていたことをご記憶の方もいらっしゃるかと思います。
ビデ倫シール pic.twitter.com/Law6s3I1tX
— ken (@d7qNprqNJ1EX189) September 12, 2021
「ビデ倫」の通称で知られた日本ビデオ倫理協会は日本のアダルトビデオ制作会社で構成する会員制の自主審査組織で、1980年代にレンタルビデオ店が日本全国に普及した際に、無審査メーカーに対する摘発が相次いだことから、レンタルビデオ業界ではビデ倫加盟メーカー以外のアダルトビデオを取り扱わない傾向が強まり、「ビデ倫」加盟メーカーの数が急増したと言う時代背景を持っています。
「ビデ倫」自体は制作したAVに対して自主規制による審査を行っていて、何ら法的な根拠を持つ団体ではありませんが、こうした時代背景もあって、1980年代には「ビデ倫」=「適正AV」であるかのような風潮がありました。
1990年代になるとインディーズAVメーカーの新参入が相次ぎ、「ビデ倫」以外の自主審査組織を設立する動きが出始めます。
1996年には「ソフト・オン・デマンド」などのセルビデオのAVメーカーが主体となり「ビデ倫」に対抗する形で「メディア倫理協会」通称「メディ倫」を設立します。
ビデ倫に対抗してSODがメディ倫(メディア倫理協会)を立ち上げ、更に「日本倫理審査協会」が立ち上がり、「日本映像ソフト制作・販売倫理機構(JVPS)」「全日本映像倫理審査委員会」などが続く、まさに倫理戦争だったのか。
— 借金玉 (@syakkin_dama) November 10, 2019
徐々に存在感を無くしていく「ビデ倫」は2007年にアダルトDVDの審査が不十分だとして、警視庁による家宅捜索を受け、モザイク処理の薄いDVDの販売を幇助したとして、翌2008年にはビデ倫の審査部統括部長とビデオ制作会社社長がわいせつ図画頒布幇助の容疑で逮捕されると言う事件を起こします。
この事件を受け、「ビデ倫」は2008年6月限りで作品の審査業務を終了、過去に審査した作品の管理に専念することになります。
ビデ倫事件 pic.twitter.com/GpS0yAjey8
— ken (@d7qNprqNJ1EX189) September 12, 2021
そして現在は複数のAV審査団体が存在し、各AVメーカーの判断でそれぞれの審査団体の審査を経て新作を流通させるようになっています。
「VSIC」の通称で知られるビジュアルソフト・コンテンツ産業協同組合は1994年4月に日本ビジュアルソフト著作権協会として発足した団体で、AVの審査の他に海賊版の取り締まりなども行っている団体です。
「IPPA」の表記で知られる知的財産振興協会は、著作権保護等の活動を主な目的とする日本の特定非営利活動法人で、AVの海賊版ソフト対策や倫理審査を行っている団体です。
【AV出演強要問題】IPPA(NPO法人知的財産振興協会)が業界の健全化へ向けて声明文を発表 https://t.co/PIlOf46dq5 pic.twitter.com/ZCiIMwqftV
— ニュースな話!! (@news_nahasi33) June 24, 2016
この「IPPA」には国内の主要AVメーカーの加盟する団体が一通り顔を揃えていて、先ほどの「VSIC」もこの「IPPA」の関連審査団体としてAVの審査を行っています。
そしてこの「IPPA」と密接な関係にあるのが、国内最大手の動画配信サイト「FANZA」です。
「IPPA」では2016年以降に表面化した「AV出演強要問題」を受けて、2017年に設立された「AV人権倫理機構」が提唱する「女優の人権に配慮した過程を経て制作され、正規の審査団体の審査を受けたAV作品」を「適正AV」として審査、流通させるようになりました。
【杉田水脈のなでしこリポート】AV出演強要問題が「現代の性奴隷」として国連で非難される可能性は十分あります… https://t.co/1KXdXJn51f pic.twitter.com/WCq8OSYTFF
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 21, 2016
これに驚いたのが「IPPA」に加入していない、独自の自主規制でAVを発表しているAVメーカーたちです。
「AV人権倫理機構」は任意団体で、「IPPA」も特定非営利活動法人、そこで審査される内容はあくまでも独自のルールで行われたものであるにも関わらず、実際は「IPPAに加盟しているAVメーカーが制作し、正規の審査団体の厳格な審査を経て認証され製品化された映像のみが適正AV」として扱われているのです。
1980年代の「ビデ倫」がそうであったように「IPPA」の「適正AV」表示がなければ「不適正AV」であるかのような風潮が今のAV業界に蔓延しつつあるのです。
もちろんこの動きに異を唱えるAVメーカーもあります。「V&Rプランニング」を設立した監督の安達かおるは「AV人権倫理機構」への不参加を理由に2018年以降、「IPPA」から傘下の女優の派遣を止められ、これを不当として、理事をつとめる「映像制作者ネットワーク」(CCN)名義で公正取引委員会に申し立てを行いました。
[毎日]<AV問題>“不適正”監督が団体設立 学習会で被害報告も https://t.co/oKQmXC9oYw だまされてアダルトビデオ(AV)に出演させられる被害を防ごうと、自身が主宰するAVメーカー「V&R」で対策を進める安達かおる監督が、制作者の団体「映像制作者ネットワーク」(CCN)の設立に向け… pic.twitter.com/h7dRC2a8t8
— ニュース速報(一般紙系) (@FastNewsJP_) July 9, 2018
こうした流れの中で2021年2月に新しく設立されたのが、一般社団法人「配信映像審査ネットワーク」、通称「OCCN」です。
今回問題となっている「SODクリエイト」の7月以降の新作はこの「OCCN」が審査を行っているわけです。
ただここで1点腑に落ちないことが???
「FANZA」=「IPPA」の適正AVであるかのような風潮の中で、この「OCCN」が「IPPA」に対抗するために設立されたと言うのなら「OCCN」審査作品が「FANZA」から削除されるのもわかるのですが、2021年4月30日には「IPPAへ誓約書を提出し指定審査団体としてご承認を頂きました」と「OCCN」のHPに明記されているのです。
「IPPA」の指定審査団体として承認されたにも関わらず、審査済みAVが「適正AV」と認められていないのか?この辺の事情に関してはさらにリサーチが必要なようです。
FANZAの手数料が高いため撤退した説を検証してみた!
2021年の「FANZA」を取り巻く動き!
2021年になってから「プレステージ」「マキシング」と言った大手AVメーカーをはじめ、複数のメーカーとレーベルが相次いで「FANZA」から撤退を発表していることは冒頭にも少し触れました。
最初に激震が走ったのは、2021年3月31日付けで大手AVメーカー「プレステージ」を含む複数のAVメーカーが「FANZA」から撤退することを発表したことです。
そのニュースの衝撃が冷めやらぬまま、今度は2021年5月31日をもって大手AVメーカー「マキシング」を含む複数のAVメーカーが「FANZA」から撤退することを発表したのです。
「マキシング」以外に撤退が発表されたメーカーは以下の通りです。
- ピーターズ
- ロータス
- プリモ
- プレイエンターテイメント(ブリット)
- ホットエンターテイメント
圧倒的な作品数や有名女優が揃っていることで人気のアダルト動画サイトFANZA(ファンザ)。 日頃、お世話になっている方も多いのではないでしょうか? そんなFANZAから『2021年5月31日をもって複数のメーカーが撤退・配信を終了す[…]
これまで圧倒的な作品数と豊富なコンテンツで「国内最大手のアダルト総合サイト」の名前を欲しいままにしてきた「FANZA」ですが、水面下で何かが起きていることは間違いなさそうです。
ネット上では様々な憶測が飛び交っていますが、よく囁かれている噂として「FANZAの手数料エグいらしい」と言うのがよくあげられています。
あくまで憶測に過ぎませんが中には「FANZAの取り分は70%!?」なんて言う噂もあるほど!
SODの件、確定ではないけどほぼそうだろうという理由がわかった。その流れで高いと言われてたFANZAの取り分が70%と知る。高!でもなんでそうなったかといえばメーカー側が世の中の流れを読めてなかったということも書かれていた。
— きょむ (@forever_youth) September 10, 2021
もちろん動画コンテンツの売り上げに対する「動画配信サイト」と「AVメーカー」の配分など、公表されているわけではないので、わからないのですが、、そもそも「AVメーカー」の取り分が少ないのには歴史的な背景もあるようで・・・
アダルト動画の主要コンテンツがVHSビデオからDVDに変わり、その後、さらに動画配信へと移行するわけですが、この時AVメーカー各社には「動画配信はさほど成長しない」と言う先入観があったようです。
そのため、低い配分比率のまま動画配信サイトと契約してしまったために、その影響を今でも受けているのだと言うのです。
にわかには信じがたい話ですが、携帯電話が普及しだした頃も、音楽配信がスタートした頃も、誰も今のようにそれ一色になるとは思っていなかったわけで(涙)
かの手塚先生ですら想像できなかったことなので、致し方なしと言うところでしょうか?
アトムは近未来の話だが手塚治虫先生でも携帯電話は想像できなかったのか作中でも黒電話 #aniaca pic.twitter.com/M0zcpeXuXK
— 九 (@kuryuin) March 7, 2020
これに関して9月3日発売の「週刊プレイボーイ」には次のような文章が掲載されています。
そもそも配信サイトが中抜きしすぎなんだ。配信1本の売り上げを70%~80%も持っていくサイトも存在している。メーカー側は残った20%~30%の中から女優のギャラ、スタッフの人件費、機材代を捻出しなければならない。だから90年代と比べたら女優のギャラはかなり安くなった。
週刊プレイボーイ(9月3日発売第38号)
確かに「プレステージ」「マキシング」などのメーカーが「FANZA」から撤退したのは、今回の「SODクリエイト」の新作が削除された問題とは別の理由と言うことも十分に考えられ、AVメーカーと配信サイトとの配分比が「週刊プレイボーイ」の記事の内容の通りであるならば、「プレステージ」のように「MGS動画」と言う独自の配信サイトを持つAVメーカーにとっては特に「FANZA」で作品を流通させるメリットがないのかも知れませんね?
「HerHers」はAV業界に風穴を開けるのか?
2021年8月30日、こうした「配信サイト」と「AVメーカー」の関係に大きな変化をもたらす可能性のある新しい動画配信サイトのベータ版が立ちあがりました。
その名は「HerHers(ハーハーズ)」
皆さま、本日無事に #HerHers がスタート致しました‼️
オープニングメンバーになって頂いた皆様、ライブ配信で知っていただいた皆様、本当にありがとうございます🙇♀️🙇♀️
これからが本番です。
みんなで #ハァハァ & #オナ孝行 しましょう❤️ pic.twitter.com/pKCgtfqHZS— HerHers.love (@HerHers_love) August 30, 2021
「HerHers」が打ち出したのは「購入代金の一部がAV女優本人に還元される」と言うこれまでにない画期的なシステムです。
AV女優さんに朗報!「HerHers」の配分イメージ! pic.twitter.com/uBRgjIzmC3
— ken (@d7qNprqNJ1EX189) September 12, 2021
流石に配分比率までは公表していないものの、「HerHers」が公表した「売上配分の概要」を見る限り、従来の「動画配信サイト」の取り分を抑え、その分を「AVメーカー」と「女優の所属するプロダクション」に配分すると言う、制作サイドからすればまさに夢のようなシステムです。
「プロダクション」に配分された利益からは当然、出演女優にも還元される訳で、もしこの試みが成功した暁には「配信サイト」「AVメーカー」そしてこれまで忘れ去られていた「AV女優」がそれぞれ「WinWin」ならぬ「WinWinWin」の関係を築けると言う訳で、今AV業界では大きな話題となっています。
「HerHers」がAV業界を救う!?週刊「プレイボーイ」より pic.twitter.com/n4joqjkBO7
— ken (@d7qNprqNJ1EX189) September 12, 2021
ブランドネームの「HerHers」は「彼女の」「彼女に」という意味で、「女優さんに感謝したい」という理念を表現しているそうで、作品を見ることによるユーザーの「ハアハア」を、女優へのお礼の単位「herher」としても表現しているそうです。
「HerHers」ではAV作品を購入することで、「お世話になった女優への感謝の気持ち」を利益として還元することを「オナ孝行」と呼んでいるそうです(笑)
「HerHers」の新システム「オナ孝行」だって(笑) pic.twitter.com/ekI5Q23v99
— ken (@d7qNprqNJ1EX189) September 12, 2021
現在30社を超えるAVメーカーが参加を表明していて、「波多野結衣」「松本いちか」「大槻ひびき」「川上ゆう」「小早川怜子」と言った有名女優を筆頭に2000名を超えるAV女優さんが参加を表明して、今後もどんどん増えることが予想されています。
#HerHers 写真担当、me💁♀️この↓レジェンド #波多野結衣 さん& ロリの神 #松本いちか さんも私撮らせていただいたのだけど悩殺感謝でした🤦♀️💕
特筆すべきはこちら他サイトと同価格帯で売って、サイト側の取り分💰を極限まで削って、女優さんや制作会社に回してく試みてこと!👏https://t.co/f0VjV6eOh9 pic.twitter.com/MtQNWsDVkU— AI TERADA (@AITERADA96) August 11, 2021
現在はまだベータ版と言うことで1,700本余りの作品を配信していますが、10月28日に予定されている本サービスの開始には数万本の品ぞろえを目指して取り組んでいるとのことです。
まだまだ試行段階と言って良い状態で、今後どうなっていくのかはわかりませんが、もしコンセプト通りに実現出来たら、「動画配信サイト」と「AVメーカー」「AV女優」のパワーバランスを根底から覆し、「FANZA一強」時代に終止符を打つ可能性も大いに秘めている「HerHers」、当「エログちゃんねる」でも引き続き注視していきたいと思います。
※「HerHers」のオープニングメンバーの募集は終了しています。最新の情報は公式Twitterでご確認ください。
「FANZA」で見れなくなった「SODクリエイト」の新作はどこで見れるの?
「SODクリエイト」の7月以降の新作は今後も「FANZA」で購入できないのか?はたまた「SODクリエイト」そのものが「FANZA」から撤退してしまうのか?
これに関しては今後の動向を今しばらく見守る必要がありそうですが、現在も他の動画配信サイトでは購入、視聴することが可能です。
何と言っても「SODクリエイト」の新人女優さんたちは可愛い子ちゃんが勢ぞろい!
「FANZA」で購入できないと言われても見たくなりますよね!
「月額見放題」のサイトなら何と言っても「U-NEXT(H-NEXT)」がオススメです!
「FANZA」から削除された7月以降の新作AVもこの通り!
「U-NEXT(H-NEXT)」なら1か月の無料体験もあるので、この機会に試してみるのも良いと思いますよ!
「月額見放題」以外の動画単品購入なら「DUGA」「ソクミル」などで購入可能です。
こちらの表にまとめていますので、参考にしてくださいね!
サイト名 | 配信状況 | 料金 | 無料期間 |
---|---|---|---|
DUGA | 配信あり | - | |
ソクミル | 配信あり | - | |
U-NEXT | 配信あり | 1,990円(月額) | 31日間 |
まとめ
今回の記事では『FANZAから「SODクリエイト」の2021年7月以降の新作が削除されている』と言う噂に関して、筆者なりにいろんな角度から考察して見ました。
冒頭にも触れましたが、この件に関して「FANZA」「SODクリエイト」からは今のところ、何ら公式のアナウンスはされていません。
そのため、あくまでも推測の域を出ないことはご理解いただけると有難いです。
今回ご紹介した記事の内容には「AV女優の人権問題」「配信サイトとメーカーの力関係」「AV審査団体との関係」、それに加えて「コロナ禍でのAV運営」と複雑な要素が絡み合っています。
しかし、いずれにしても「FANZA」を中心とした「動画配信サイト」と「AVメーカー」「AV女優」と言ったAV業界に大きな波が押し寄せていることは間違いないようです。
三者が共に繁栄しながらAVファンを楽しませてくれる良質なコンテンツを提供し続けてくれることを、一AVファンとして心から願っています。