2020年6月25日、アダルト動画愛好家の間に衝撃が走った。自由にエロ動画を売買できるサイト「AV Market(AVマーケット)」の運営者が逮捕されたとのニュースが入ったためである。
逮捕の理由は「児童ポルノ禁止法違反」という事で、AVマーケットの利用者ならば、驚くよりも「ついにこの時が来たか……」と深く納得した事だろう。
この記事では、AVマーケット摘発のあらましと、現在のサイト状態、利用ユーザー(児ポを購入していた客)のリスク等について解説したいと思う。
参考までに、今でも見れるロリサイトがないか調べた結果を書いてみるが、決してロリ動画の視聴を推奨するわけではないので注意されたい……!
AV Marketの運営者逮捕でサイトがメンテナンス状態に
事件の概要は下記の通り。
児童ポルノの画像を販売したとして、愛知県警などは、アダルト動画の販売サイト「AV(エーブイ) Market(マーケット)」などを運営していた自称会社役員門間正典容疑者(42)=札幌市中央区南8条西20丁目=ら札幌市の40代の男3人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供)の疑いで逮捕、送検したと25日に発表した。3人とも容疑を否認している。海外サーバーを使った児童ポルノサイトの運営者の検挙は全国で初めてという。
サイトはアダルト動画などを売買できる仕組みで、1年で約10億円を超える売り上げがあったという。
県警少年課によると、3人は2018年1月~昨年6月、アダルト動画の販売サイトを運営し、18歳未満の女児の裸の画像を有料で2人に提供するなどした疑いがある。
門間容疑者は「児童ポルノはできるだけ削除するようにしていたが、チェックしきれていなかった。積極的に売っていたわけではない」と供述しているという。
同サイトにはアダルト動画が並び、中には18歳未満とみられる少女の裸の動画も投稿され、一部に知られた存在だったという。サイトでは会員になると、アダルト動画を売ることができ、客が有料でダウンロードして買う仕組みで、売り上げの半分を運営者らが受け取っていたとみられる。
同サイトは米国など海外のサーバーを使い、サイトの立ち上げや運営に関わっていた3人は海外に拠点を置き、北海道と行き来していたという。
Yahoo!ニュース
上記のニュースを見た後お気に入りからAV Marketのページを開いてみたが、表示されるページは下記のメンテナンス中を告げるものだった。
AVマーケットの前身となるDIGITENTS(デジテンツ)の閉鎖騒ぎを知る者としては、「今回は殿様で来たか……」という意味のない感想を抱いたものだ。
姉妹サイトの「そふといちば」「のぞきコム」はまだ見れる
ここでAV Marketのサイトの構成について解説したい。というのも、AV Marketは単体で成り立っているわけではなく、姉妹サイトとなる「のぞきコム」「ゲイスクエア」と、親サイトとなる「そふといちば」が一体となって運営されているからだ。
「AVマーケット」「のぞきコム」「ゲイスクエア」は、それぞれ素人系、盗撮系、ゲイ系のコンテンツを配信しているサイトで、今回の摘発により「AVマーケット」は見れなくなったが、他の2サイトについては2020年6月25日時点で生存を確認できている。
親サイトとなる「そふといちば」についてだが、こちらは「AVマーケット」「のぞきコム」「ゲイスクエア」の3サイトの中から、見たい作品を探すための検索サイトという位置づけになっている。AVマーケットで検索してもヒットする作品はAVマーケットのものだけだが、そふといちばで検索すると、下位3サイトの作品がいずれもヒットするという具合だ。
どうしてこんなまだるっこしい説明をしたかというと、関連サイトの「そふといちば」や「のぞきコム」がまだ見れる状態にあるからだ(6月25日現在)。前述した通り、そふといちばで作品検索をすると、AVマーケットにあるタイトルが引っかかる。そしてそのリンクをクリックすると……?これ以上は色んなリスクが危なくなるので各自の判断にお任せしたい。
ちなみに、AVマーケットのログインページについては削除され、404 Not Foundの表示しか確認できない。なので作品の購入は不可能なように思われるが、姉妹サイトのログインページは生きているので、とある方法を使うとAVマーケットの商品をカートに入れられるかも知れない……。
某ちゃんねるのスレッドによると、メンテ後でも実際に購入できたという声があったが、捜査の手が入っている現状で、わざわざ火中の栗を拾いに行くような危険を犯すメリットは低いだろう。そのファイルが児童ポルノだった場合、捜査の手があなたにまで及ぶのかも知れないのだから……。
利用ユーザーも動画を所持したままだと危険。児ポ法による摘発のリスクについて
AV Marketの運営者逮捕の知らせを受けて、AV Marketで動画を購入した事のあるユーザーも不安が大きくふくらんでいる事だろう。購入したコンテンツが児童ポルノであるとわかっている場合はもちろん、18歳未満かどうか不明な場合でも、「自分にも捜査の手が及ぶのではないか…?」と心配な声もあろう。
こちらについては、下記の弁護士の意見を参照されたい。
まず、児童ポルノ購入者は、画像を削除した方がいいでしょう。できれば物理的破壊。
さらに、児童ポルノと確認された画像については、購入者にも家宅捜索が入る可能性があります。このサイトには「18歳以上年齢確認済」との表示があるみたいですが、DL購入したが児童っぽかったということで既に警察相談した人もいます。購入者の対応については、愛知県警に問い合わせ中です。
「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」の第七条によると、「児童ポルノを所持した者」に一年以下の懲役又は百万円以下の罰金が課せられるとある。この「単純所持」とは、エロ本やロリDVDなど形ある存在の他、PC内のロリ画像データやロリ動画ファイルといった、電磁的記録も指す。
つまり、過去にAVマーケットからロリ画像&動画をダウンロードした事があるユーザーにとっては、そのロリファイルが残ったままだと逮捕されるリスクがあるので、ファイルを完全削除(ゴミ箱からも削除)した方が良いという事である。
ちなみに、動画ファイルをゴミ箱から削除したとしても、「ファイル復元・データ復旧ツール」のようなものを使うと、消したはずのファイルが復元されてしまう事がある。これを防ぐためには、データ消去のツールを使うか、小渕優子議員のようにドリル等でディスクを物理的に破壊するしかない。
個人的な事情を申し上げると、ロリ動画は外付ハードディスクにのみ保存しておいて、それを捜査の手が届かなそうな場所に隠すという方法を採っており、私はこれで充分だろうと考えている。
しかし、念には念を入れて万全を期していたいという賢明なユーザーならば、やはりDLしたロリファイルはすべて削除しておくという方法が最も安全であると言える。
まだ児童ポルノ動画が見られるサイトがあるって本当?
AVマーケットが逝ってしまい、児ポ愛好家にとっては冬の時代が訪れると思われる。そんな中、まだロリ動画が残っているサイトを調査してみた。
動画の志士(どうがのしし)
30日間29ドルという激安価格で児ポ動画を配信していた「動画の志士」だが、トップページに「誠に勝手ながら“大人の事情”により6月末日にてサイトを閉鎖する運びとなりました」というアナウンスが掲載されており、事実閉鎖されてしまった。
また、同じ運営元と思われる盗撮サイトの「Premier Peep Selection(プレミアピープセレクション)」と「盗流悶(とうりゅうもん)」も、6月30日に突如閉鎖されている。おそらくAVマーケットと同じSBS系列のサイトのため、捜査の手が入る前に運営を切り上げようという算段だろう。
これらの閉鎖騒動については、エログちゃんねるの姉妹サイトとなるNozokixにて解説しているので、興味のある方はぜひ参照して欲しい。
2020年6月30日、「Premier Peep Selection(プレミアピープセレクション)」「盗流悶(とうりゅう…
Coco Heaven(ココヘブン)
「Coco Heaven」もAVマーケットと同じSBS系列の運営になる。そのため、もしかするとAVマーケット摘発の影響を受けて、こちらも閉鎖となる可能性も考えられなくはない。
Coco Heavenは一見すると素人ものファイルを手当たり次第にアップしていっている印象しかないが、その真価はトップのバナーから飛べる「週末だけのお楽しみ」にある。ココに週末限定でアウ●リ動画がアップされていたのだが……残念ながら、AVマーケット摘発後には見れなくなってしまった。
パンコレムービー
スク水・ブルマなどのライト系ロリに混じって、「J〇自撮りオナ」や「○cと○カイプ」などの意味深なタイトルが並んでいるのが「パンコレムービー」だ。
AVマーケットでは動画の中身がわからない謎サムネ画像であふれかえっていたが、「パンコレムービー」ではソレとわかる画像が使われており、摘発騒ぎがあったのに大丈夫かよ……とこちらが心配になってしまうぐらいだ。
AVマーケットのようにユーザーレビューが充実しているわけではないので、ハズレをつかまされるリスクはあるが、ほとんどの作品が1,000円以下という安価な設定のため、外れたときのダメージも少なくて済むだろう。
JPORU(ジェイポル)
「パンコレムービー」ほど露骨ではないが、がんばって探せば肌色成分の多いロリ作品に出会えるのが「ジェイポル」だ。
コンテンツとしては、ジュニアアイドルのイメージ映像やパンチラ盗撮などソフト系のものが多いが、自撮りやハメ撮り系の動画もちらほら見られる。
この手のユーザー投稿型のサイトは盗撮や自撮り流出などと相性が良いようで、ご多分に漏れず「JPORU」でも良質の作品がそろっている。中にはPcolleで名を馳せている「ねんいち」さんや「Mr.研修生」さんなども出品しており、信頼性はソコソコあるのではという印象だ。
ラグコレ
「ラグナロクコレクション」というソシャゲにありそうな名前だが、れっきとしたアダルトコンテンツ販売サイトである。
「ラグコレ」でのロリラインナップは衣服着用状態のものに限られ、スク水・ダンス・パンチラ止まり。ロリマ●コがくぱぁってるようなアウロリ動画はないので注意されたい。
そんな「ラグコレ」を利用するメリットだが、ガチロリを避けて運営されているため、低年齢のスク水やパンチラ動画を購入しても、他よりも比較的安心していられるという点がある。
他の児ポを扱っているサイトだと、成人女性の動画しか購入していなくても、「自分も捜査の対象になったらどうしよう」と不安がつきまとうからだ。そうした不安が気にならない無敵の人ならば、上記の「パンコレムービー」や「JPORU」の方が利用価値が高いと言えるだろう。
いちごキャンディ
「いちごキャンディ」で配信されている動画は、ジュニアアイドルのイメージ映像となるので、AVマーケットを愛好していたガチロリユーザーには物足りないかも知れない。
しかし、脂っこい食べ物ばかりを食していると、たまにはサッパリした食べ物も欲しくなるものである。自らおま○こくぱぁしているJSだけではなく、たまにはエロ水着を着せられて羞恥にもだえる女の子で箸休めオナニーをしてみるのも乙なものだろう。
AVマーケットは名前を変えて復活するかも
児童ポルノ動画を配信していた「AVマーケット」が摘発されたのは、「来る時が来たか……」という納得の感想しかないのだが、正直、ココまでワキの甘い摘発の手順になるとは思っていなかった。
なんと言っても、姉妹サイトの「そふといちば」「のぞきコム」「ゲイスクエア」の存続は元より、「AVマーケット」も、トップページやログインページ以外は閲覧可能な状態で残っているのである。通常、サイトが摘発されると言えば、サーバーが押収されてそのサイト内のコンテンツはすべて見れなくなり、姉妹サイトなどの関連サイトにおいても何らかの制限がかかるものである。
それが今回の摘発騒ぎにおいては、AVマーケットの入り口(トップページ)にメンテナンスのお知らせを掲載しただけで、中のコンテンツは自由に閲覧可能、姉妹サイトにおいても「大人の事情により閉鎖します」と、逃げ切る余裕がアリアリのアナウンスまで出せているのである。
これは、今回摘発された運営者とは別に、Webサイトの担当者が自由に動ける状態であることを示している。実際、摘発されてからの動きとしては、児ポにあたる動画が次々に削除されていっており、サイト閉鎖のリスクを避けるような対応が確認できる。
以上を踏まえ、AVマーケットはサイト運営部隊が存続しており、売上的に継続させるメリットが大きいため、ほとぼりが冷めた頃にサイト名を変えて復活するのではないかと私は予想している。
なお、AV Marketの復活予想について語るには、AV Marketの前身となる「DIGITENS(デジテンツ)」の閉鎖時の出来事について確認しておかなければなるまい。
「DIGITENTS」はAVマーケットと同じようなアダルトフリマサイトで、2018年4月におそらく児ポ捜査のため閉鎖される運びとなった。その後、会員登録情報などを引き継いで復活したのが「AVマーケット」となる。
「AVマーケット」ではそのときの経験を生かしたのであろう、上位に検索サイトの「そふといちば」を設けたり、ジャンルによって「のぞきコム」「ゲイスクエア」を分けるなど、摘発時のリスク分散を踏まえたサイト構成を採り、それが今回の摘発時に功を奏したと思われる。
いずれにせよ、AVマーケットの再始動については、ほとぼりが冷めるまでのしばらくの時間と、運営側の準備が必要になると思われる。今はただ、それらが整うまでの時間をあせらずに過ごすしかないだろう。
AVマーケット運営者摘発事件の報道まとめ
将来の検証のために本事件の報道の流れを記録しておく。
2013年7月24日 19:22
茨城県警は24日までに、温泉施設での盗撮動画をインターネット上で公開したとして、わいせつ電磁的記録媒体陳列の疑いで、札幌市のウェブサイト制作会社社長野田将広容疑者(36)と同社社員の男2人を逮捕した。
逮捕容疑では3人は共謀。2011~12年、海外のサーバー上に、茨城県内の温泉で盗撮された女性の裸が写った動画ファイルを公開した疑い。
県警によると、野田容疑者らは栃木県小山市の無職斎藤果林被告(41)=児童買春・ポルノ禁止法違反(提供)罪で起訴=らが盗撮した動画を購入し、インターネット上で不特定多数の客に販売。10年秋ごろからこれまでに数億円を売り上げているという。
一連の捜査で県警は、斎藤被告との間で女児の裸が写った動画をやりとりしていたとして、横浜市立大准教授(39)を6月に逮捕。准教授は7月、滋賀県警にも逮捕され、その後、罰金50万円の略式命令を受けている。
- 同姓同名の「野田将広容疑者」は2013年にも逮捕されていた
- その時の運営サイト名は「坐盗市」
2020年6月1日 05:00
札幌西署は31日、道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで、自称札幌市手稲区曙3の1、産業廃棄物処理業、本間誠二容疑者(44)を逮捕した。
パトカーから逃走、ひき逃げ容疑で男逮捕 札幌(47NEWS)
- 同姓同名同年齢の「本間誠二容疑者」は2020年5月31日にひき逃げの容疑で逮捕されていた
- これがAVマーケット摘発に結びついたかどうかは不明
2020年6月25日 10:29
児童ポルノの画像を販売したとして、愛知県警などは、アダルト動画の販売サイト「AV(エーブイ) Market(マーケット)」などを運営していた自称会社役員門間正典容疑者(42)=札幌市中央区南8条西20丁目=ら札幌市の40代の男3人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供)の疑いで逮捕、送検したと25日に発表した。3人とも容疑を否認している。海外サーバーを使った児童ポルノサイトの運営者の検挙は全国で初めてという。
サイトはアダルト動画などを売買できる仕組みで、1年で約10億円を超える売り上げがあったという。
県警少年課によると、3人は2018年1月~昨年6月、アダルト動画の販売サイトを運営し、18歳未満の女児の裸の画像を有料で2人に提供するなどした疑いがある。
門間容疑者は「児童ポルノはできるだけ削除するようにしていたが、チェックしきれていなかった。積極的に売っていたわけではない」と供述しているという。
同サイトにはアダルト動画が並び、中には18歳未満とみられる少女の裸の動画も投稿され、一部に知られた存在だったという。サイトでは会員になると、アダルト動画を売ることができ、客が有料でダウンロードして買う仕組みで、売り上げの半分を運営者らが受け取っていたとみられる。
同サイトは米国など海外のサーバーを使い、サイトの立ち上げや運営に関わっていた3人は海外に拠点を置き、北海道と行き来していたという。(村上友里)
《児童ポルノ問題に詳しい大阪電気通信大・中里見博教授(憲法)の話》 インターネットのフリーマーケットのような場での児童ポルノの売買は、海外のサーバーから発信されれば、規制が難しく、野放しのような状態にあったと思われる。警察が摘発した意義は大きく、実態や実情を解明したうえで、規制を強化するべきだ。
《児童ポルノ問題に詳しい奥村徹弁護士の話》 現状、児童ポルノはネットで売買されることが主流で、サイト運営者を摘発しなければ、このようなサイトはなくならない。問題なのは、サイト運営者がどんな責任を持つのか、はっきりしていないことだ。また、プロバイダーの責任もあいまいで、これらの責任を明確化するための法整備が必要だ。
- 海外を拠点にした児童ポルノの販売サイトが摘発されるのは全国で初めて
2020年6月25日 19:11
海外に拠点を置き児童ポルノの販売サイトを運営していた男3人が、児童ポルノ禁止法違反の疑いで愛知県警に逮捕されました。月に1億円の売上があったとみられています。子供の性を商品にした巨大の違法サイトの実態とは?
逮捕・送検されたのはいずれも札幌市の自称・会社役員野田将広容疑者(43)、本間誠二容疑者(44)、門間正典容疑者(42)の3人。
しかし、彼らが実際に滞在していたのは「シンガポール」、「香港」、そして「台湾」。捜査の手が及ばぬよう海外に拠点をおき、児童ポルノなどを販売するインターネットサイトを運営していました。
黒野田容疑者らが運営していた、アダルト動画などの販売サイト「AVMarket」。
このサイトは、アダルトコンテンツのフリーマーケットのようなものです。会員登録した個人が撮影した、わいせつな動画などを値段を決めて投稿。すると、サイト上に商品が並びます。買い手は動画を選んで購入し、ダウンロードするという仕組みです。
野田容疑者ら3人は販売価格の半額を報酬として受け取っていました。サイトのトップぺージにはこんな警告文が…。
(リポート)
「児童ポルノなどの国際法に違反するコンテンツの販売は、固くお断りしておりますと書かれています」しかし、その実態は…。
<捜査関係者>
「販売されている商品の半分以上が、児童ポルノやわいせつな無修正の動画」販売されていたおよそ4万5000点の動画や画像のうち、「児童ポルノ」など違法なものは半数以上にのぼり、日本人向けとしては最大規模の「児童ポルノマーケット」になっていたとみられます。
警察はこのサイトを運営していた野田容疑者ら3人を去年6月、18歳未満の女の子の裸の画像データ1点を利用客に販売したとして、児童ポルノ禁止法違反などの疑いで逮捕しました。
シンガポールに滞在する野田容疑者が仕組みを考えたリーダーで、香港の門間容疑者がサイトを作成、そして台湾の本間容疑者が投稿された動画などのチェックをしていました。
海外のサーバーを使ってサイトを運営し自らも海外で暮らし、捜査の手を逃れていた野田容疑者ら。ところが思わぬ事態が…。
<捜査関係者>
「日本に帰省して滞在先の海外へ戻ろうとしたところ、コロナの影響で出国できなくなったようだ」警察によると、野田容疑者と本間容疑者は今年4月に日本に帰省。その理由は「日本の家族や知人が新型コロナで心配だったから」と話しています。その後再び滞在先へ戻ろうとしたところ、新型コロナの影響で出国できなくなり、3人の逮捕につながったといいます。
警察によると、海外サーバーを利用した児童ポルノを販売するサイトの摘発は全国初。
調べに対し3人はいずれも容疑を否認していて、野田容疑者は「AVmarketのことはしっているが、運営には関与していない」などと供述しています。一方、愛知県警は3人が月に1億円を売り上げていたとみて余罪を調べています。
- 逮捕されたのは2019年6月。児ポ画像1点を利用客に販売したため(自ら出品していた?)
- 野田容疑者はシンガポール、門間容疑者は香港、本間容疑者は台湾に滞在しながら運営していた
2020年6月26日 11:48
海外を拠点に児童ポルノの販売サイトを運営していた男3人が逮捕された事件で、3人が合わせて4つのサイトを運営し、「それぞれ月500~600万円の収益があった」と供述していることが分かりました。
札幌市の自称・会社役員、野田将広容疑者(43)、本間誠二容疑者(44)、門間正典容疑者(42)の3人は、アダルト動画などの販売サイト「AVMarket」を運営し、女の子の裸の画像を販売した疑いで逮捕され、いずれも容疑を否認しています。
警察によりますと、3人は他に3つのアダルトサイトを運営し、「それぞれ月500-600万円の収益があった」と供述していることが新たに分かりました。
また、本間容疑者と門間容疑者は山口組弘道会傘下組織の元組員で、警察は月およそ1億円の売上の一部が暴力団に流れていたとみて調べています。
- 逮捕されたのは「野田将広(43)」「本間誠二(44)」「門間正典(42)」の三名
- 「本間容疑者」と「門間容疑者」は山口組弘道会傘下組織の元組員だった
2020年7月10日 21:30
海外を拠点にしていた国内大手の児童ポルノ販売サイト「AV Market(エーブイ・マーケット)」の運営者が逮捕された事件で、愛知県警などは10日、同サイトなどを運営していた香港やハンガリーの法人3社を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(不特定多数への提供)の疑いで名古屋地検に書類送検し、発表した。同法違反容疑での海外法人の摘発は全国初という。
3社の代表取締役は、それぞれ札幌市に住む日本人の男3人=同法違反容疑で逮捕=が務め、いずれも容疑を否認。うち1人はこれまでの捜査に対し、「チェックした限りでは児童ポルノはなかったが、出品者が運営側を欺いて出品してきた」と供述しているという。
少年課によると、3社は前身のサイトのシステム管理などを担い、2018年1月、海外のサーバーを使って児童ポルノの画像を販売するなどした疑いがある。送金先をブダペストの会社にするなど、捜査の手が及ばないよう海外に拠点を置いたとみられる。
県警は関係先約30カ所の捜索でパソコンなど約80点を押収。約2万人分の会員情報もあり、出品者や購入者についても調べている。
児童ポルノ販売容疑で書類送検 2万人分の会員情報押収(朝日新聞)
- 関係先のパソコンが押収され、会員約2万人の出品・購入情報を調査中